大学でアートセラピー実習の授業をするとき、学生さんたちにお伝えすること、
私が大事にしていることです。
どんな体験も正しいのだと私は思います。
どんな気持ちも正しい
ペアの人とは正反対の気持ちになったとする
同じ絵をみて、まったく違う考えをもつとする
どっちも正しいのです。
周りの人たちとは逆の気持ちだったとする
そうであっても、その気持ちは正しい
それをどこまで言葉にするか、行動にするかは
選べばよい。
でも、その体験や気持ちの存在は無条件で正しいと思うのです
私たちは、周りと同じ体験をしていると思うと安心する
周りとちがうと疎外感を感じるかもしれない
それでも、その体験や気持ちが間違っているなんてことはありえないと思います。
たとえば、生物学や植物学の話で、
今まで見たこともない
どのカテゴリーにも所属しないものが見つかったとしよう
遺伝子的にみてもどこからきたのかわからない生物や植物が見つかった
生物学や植物学の世界では、
それをまちがっているとは考えない
たったひとつの存在であっても
孤立しているように見えたとしても
必ずつながっている
生物や植物の歴史でみても、ほかの生き物たちとのつながりが必ずあるはずだし
生態系的ににもて、周囲に今いる生き物たちとのつながりが必ずある。
ものごとは、明らかに見えるつながりだけでつながっているわけじゃない
見えないところでのつながりもあれば
私たちが思いも及ばないつながりもある
存在は孤立しているように見えてもか必ずつながっている
そして、もし変えたければ、私たちは変えていくこともできる